本シンポジウムでは、学術変革領域研究(A)「潜在空間分子設計」が提唱する化合物潜在空間(Latent Chemical Space)について議論します。この空間は,主に天然物を対象として網羅的に取得した生物活性データを基に、深層学習等の情報科学的手法によって創成されるものです。本領域はケミカルバイオロジー・有機合成と情報科学の協働により、この新たな空間を構築、検証し、さらに駆使することで、生物活性分子の能動的設計の実現を目指しています。本領域概要を説明の後、領域参画者および共同研究者の方々から潜在空間分子設計を指向した関連研究成果について紹介頂き、今後の展望について議論を行いたいと思います。