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論文・著書情報
タイトル
和文:
OpenCLによるFPGA上の演算と通信を融合した並列処理システムの実装及び性能評価
英文:
著者
和文:
藤田 典久
,
小林 諒平
,
山口 佳樹
,
朴 泰祐
.
英文:
藤田 典久
,
Ryohei Kobayashi
,
山口 佳樹
,
朴 泰祐
.
言語
Japanese
掲載誌/書名
和文:
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
英文:
巻, 号, ページ
Vol. 2018-HPC-167(9) pp. 1-9
出版年月
2018年12月
出版者
和文:
英文:
会議名称
和文:
英文:
開催地
和文:
英文:
アブストラクト
近年,高性能計算の分野で再構成可能なハードウェアである Field Programmable Gate Array (FPGA) が次世代の演算加速装置として注目されている.FPGA を高性能計算で用いる際の障壁は開発の困難さであったが,高位合成手法の発展に伴いこの問題は解決しつつある.最新の FPGA は最大で 100 Gbps × 4 の通信性能を有しており,我々はその強力な通信性能に注目している.FPGA の絶対性能は他のアクセラレータよりも低いが,FPGA が持つ演算能力と通信能力を組み合わせることでより広い範囲の問題に FPGA が適用できると考えている.本研究の目的は,高位合成で記述された FPGA アプリケーションから通信機構を操作し並列処理システムを実現することである.通信のスループットやレイテンシだけでなく,姫野ベンチマークを用いた性能評価を行い,高位合成で記述した FPGA アプリケーションで並列計算が可能なことを示す.我々は FPGA 間で直接通信を行う環境として Channel over Ethernet (CoE) というシステムを開発しており,バンド幅は最大で 7.13 Gbps を達成し,4 バイト通信時のレイテンシは 980 ns であった.姫野ベンチマークで,問題サイズ M を 4 FPGA で実行する場合に 22659 MFLOPS の性能が得られ,4 FPGA 時に 1 FPGA 時と比べて 3.6 1倍という良好な Strong Scaling の結果が得られた.
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