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論文・著書情報


タイトル
和文:液滴ネットワークを用いた発電の電流制御および充電に関する研究 
英文: 
著者
和文: 菊池秋志, 菅野翔一朗, 榛葉健太, 宮本義孝, 八木透.  
英文: Shuji Kikuchi, Shoichiro Kanno, Kenta Shimba, Yoshitaka Miyamoto, Tohru Yagi.  
言語 Japanese 
掲載誌/書名
和文: 
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巻, 号, ページ        
出版年月 2024年11月30日 
出版者
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会議名称
和文:日本生体医工学会関東支部 若手研究者発表会2024 
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開催地
和文: 
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アブストラクト 電源内蔵型の体内埋め込み式生体デバイスなどには,より小型で機械的柔軟性と生体適合性を持つ電源ユニットが必要である.この要件を満たす例として電気魚の発電細胞をもとにした液滴ネットワーク電池が提案されている.これは,脂質中で内包イオン濃度の異なる液滴を連結し,接触部分に形成されたDIB(Droplet Interface Bilayer)に膜タンパク質を挿入することでイオンの移動を可能にした,微小サイズの化学勾配電池である.本研究では,このような液滴ネットワーク電池に電流出力の制御や再充電などの新たな機能を実装することを目指す.電流出力はDIBに挿入される膜タンパク質の数に比例して増加することが知られている.これまでに,液滴間に外力を加え,膜タンパク質が挿入可能なDIBの面積を調整して電流出力を変化させることに成功した.また液滴間に適切な外部電圧を加えることにより,液滴ネットワーク電池が一般的な二次電池と同様に再充電が可能であることを確認した.今後は,充電前後の出力について評価を行う.また液滴の連結数を増やすことによる出力増加や,材料の変更によるエネルギー効率の向上についても取り組む.

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